農業者紹介

塩川 秋一郎水稲/野菜/果樹(柿)
やるなら本格的にやれ!
1個450gもの太秋柿を植えています。
その他にも冬柿や渋柿などいろいろな品種が約800本。

もともと農業が好きだった秋一郎さんは農業高校へ行き、農業大学では果樹科を専攻しました。農業研修で朝倉へ行き、人生の進路が決まりました。

夏に暑くて、その後冷え込んだら甘みの増した美味しい柿になります。
柿の実をまびいて最終的には一つの枝に1個か2個だけ残します。

柿を植えてからは、朝倉で培ったノウハウを駆使しながらの毎日でした。12年間の努力がみのり、今では筑豊地方の柿を一手にに引受ける程の柿農家になりました。
何トンという柿の出荷先は主に学校給食と近くの直売所と個人注文の宅配です。土日になるとドリームホープに出荷した120袋くらいはすぐに売り切れてしまいます。

秋一郎さんの柿は、毎年地元だけでほぼ完売してしまいます。

6年前から、種無しの新種 太秋柿を栽培しています。

柿の栽培を始めるといった時、周りの人はみんな反対しましたが、秋一郎さんの強い意志に負けて「やるなら本格的にやれ」と言ってくれた両親。

今では、収穫も安定し、柿畑も増やしました。
黒丸にも大きな柿畑があります。

 
果樹科では、殆どの学生が家業の果樹栽培を継ぐために勉強に来ていましたが、秋一郎さんの実家はお米しか作っておらず、他の学生に追いつくのは大変なことでした。
卒業する頃、何を作ろうか悩んだ結果、農業体験で行った朝倉へ行き、修行することにしました。

それから12年。
秋一郎さんは、他の人と競合しないもの、負けないものを作りたいと思い、葡萄でもなく、桃でもなく・・・
ハウスを作って失敗したら大変だし、何かないか考えた結果、とりあえず柿でも植えてみようと、野柿を植えたところから始まりました。

5月になるとたくさん付いた花をまびく花落としの作業が一番大変だといいます。

それが終わると6月には新しい枝がどんどん伸びてくるので、来年の枝まで考えながら、風通しがよく日が中の方まで当たるように枝切の作業をします。

柿の収穫は9月頃から12月の5日まで。
収穫時期になると、今年も待っていてくれたお客さんから{持ってきて}と言われるのがとても嬉しくて、収穫の大変さを忘れます。

組合のオペレーターとしての仕事もしているので、春には稲を作り、6月には麦刈りをし、柿の収穫以外でも1年を通して忙しく働いています。

柿は肥料も与えない。農薬も年間10回位しか使いません。
見学に来てください
宮若市山口3084
Telephone: 0949-52-2705