農業者紹介

吉崎 康正水稲/葡萄
お店を目的地にしたい
「お店(直売所)を目的地にしたいんです。お客様から『ここの葡萄がおいしいから来ました』と言って頂けるように頑張りたい」と語る康正さん。

結婚して子供を授かり、父として、そして一家の大黒柱として、決意を新たにし努力を続けています。

以前は会社勤めをされていた康正さん
農業を始めて実感したことは「苗を引っ張るな!」という言葉だったそうです。
本人曰く「雨や風、気温や日照時間などの違いにより、収量や品質が左右されることもあるのが農業。困ったとき、焦りは禁物です。なぜなら、葡萄の花を咲かせ実を結ぶのは私ではなく葡萄自身なのですから。主役は葡萄。私はあくまでも黒子役です。葡萄がいきいきと育つことが一番大事だと思います」

農業が大好き
農業が大好きというお母さんの政子さん。
おばあちゃんから教えてもらった商売のコツを守り、期間中は朝9時から夕方6時まで1日も休まず頑張ります。

市議会議員でもあるお父さんの順一さんは、たたき上げの苦労人。この日は、甘党のお母さんのために柔らかく熟した柿をとってきてくれました。優しい一面も。
 
おいしいシャインマスカットを作るために、有機肥料(堆肥)を大量に使って土づくりをし、木の仕立て方にも工夫を凝らしています。

おばあちゃんとの思い出
50年程前 順一さんがはじめたぶどう園
直売を始めたばかりの頃は、なかなかお客さんも来なくて、おばあちゃんが一輪車を押して葡萄を売りに行っていたそうです。
小学生だったおばあちゃん子の康正さんも時々一緒について行きました。

県道30号線に面した直売所
宮若市原田 情の坂にあります。

直売所隣のハウスで3,000房の葡萄が収穫出来ます。すべての畑を合わせると3万房以上。

手作りの頑丈なハウスのおかげで、台風などの災害にも強いため、毎年安定した収穫をすることが出来ます。

収穫された葡萄は、毎年この直売所でほぼ完売するそうです。

販売は、7月15日~9月いっぱいまで行われ、8月のお盆にピークを迎えます。

直売所ではお客様の反応がストレートに伝わってきます。「おいしい!」と言われると、やっぱり嬉しい。