農業者紹介

占部 博水稲/麦/大豆
若いもんのために組合を法人にしました
博さんは、整備工場を経営していましたが、お父さんが亡くなったことをきっかけに田んぼを引き継ぐことになりました。

高校生の頃から田植えを手伝っていた博さんでしたが、一人で数年農業と整備工場をやりくりし、10町あった田んぼを一時減らしたこともありました。

それからのち、息子さんも農業を手伝ってくれるようになり、7年が経ちました。

現在田んぼは全部元あったように10町ちょっとあり、そのうち白米は5町半で、飼料米は2町6反です。そして、麦は20町、2町5反の大豆畑もあります。

今では5月の一番忙しい時期には、息子さんが麦刈りをして、博さんが田植えをするなど、親子で連携することができ、効率よく作業をすることができます。
この頃やっと安心できるようになったそうです。

そこで、30年くらい前に作られた「大豆組合」を法人化して「大豆組合法人舞鶴」を作り、地域の人たちと一緒にこれから農業を活性化していく若い担い手たちを守っていくことにしました。
3人の娘さんたちはそれぞれ結婚して博さんと同居したり、近くに住んだり県外にも出てそれぞれの家庭を守っています。

息子さんは現在35歳。博さんが35歳の頃には息子さんは11才だったそうです。
まだ結婚していない息子さんを少し心配しています。
大豆組合法人舞鶴
50代、40代、30代と比較的若い農業者も多い地区なので、息子たちの時代にむけて、地域でみんなを助け守るために大豆組合を法人にしました。若い世代の農業者が稲、麦、大豆を増やせるように応援しています。
法人にしたことで、一人で細々と作っている人でも安心してでき、団体として機械を買うためなどの補助金も使えるようになりました。

博さんもポンプ方をやめて「水あて」などの作業も若い人に覚えさせるために、若い人にさせて何年間か覚えさせているところです。

10町作っている大規模農家と小規模農家が一緒になって活動しているのはこの地区しかないと視察が来たこともあるくらい、新しい取り組みを始めています。

整備工場があるため、車や農機具の修理やメンテナンスは自分でできるというメリットがあります。農機具の修理や工具を貸し出したりもしているそうです。

大豆の収穫は、10月10日くらいから葉っぱが落ちてしまう11月くらいまでです。
博さんと同居しているのは、2番目の娘さんで、孫と遊ぶときには忙しくても疲れを忘れます。