農業者紹介
春田 三正葡萄
死ぬまで加勢せないかんと思っています
認定農業者の春田三正さんは、現在息子さんの雅和さんに主導権を譲って裏方をやっています。最近の若いもんはインターネットができるしね、自分で販路ももっとるしね。
と雅和さんの販路開拓や葡萄の販売についても一目置いているようです。
それだけではなく、自分の農園を継いでくれた雅和さんが努力を怠らずぶどう園をしっかり守ってくれていることがなにより安心できる要素になっています。
任せたとはいえ、まだまだ経験の浅い雅和さんに自分が長年やってきたノウハウを一生かけて伝えていくことが仕事だと思っています。
約50年前、鞍手の親戚に誘われて三正さんはブドウ栽培を始めました。
若かった三正さんは、勢いに任せてどんどんぶどう園を大きくしていき、現在では、2町3反のぶどう園で約10万房以上の葡萄を出荷しています。
主な販売先はグリーンコープなど4県にわたり販売しています。
「いいものを作ればどんどん売れる」
直売所でも口コミで買いに来る方々が毎年増え続けています。三正さんは、自分が今まで葡萄にかけてきた想いと時間、苦労をいい形で息子の雅和さんに引き継いでこれたことで、安心して任せられるよになりました。
こうしてどんどん売れるようになったのには、三正さんのいままでの努力があり、後継者の雅和さんがいてくれたおかげです。
春田農園の葡萄は、生協の基準をクリアしており、減農薬で有機栽培されています。
三正さんがはじめたぶどう園は息子、孫・・・と引き継がれていく
雅和さんは、子供の頃から三正さんの葡萄作りを見てきました。忙しい時には、袋掛けや簡単な作業は手伝い基本的な作業は三正さんのやっていることをみて覚えました。大きくなったら自分がやるんだと、自然に思えたそうです。
現在では、3人の子供たちも大きくなり、中三の長男が自分の将来について考えてる年頃になってきました。
子供たちには自分がやりたいことを見つけてほしいけれども、その選択肢の一つとしてぶどう園を継ぐこともできるよと準備をしています。
雅和さん自身も、自分で品種を選んで植えて研究したり、これから自分が運営していくぶどう園をさらに大きくするか、ほかのものも植えてみるかなど、将来楽しみがまだまだたくさんあるようです。
いつもそばで家庭と自分を支えてくれているしっかり者の奥さんや両親に感謝しながら、これからもいい葡萄を作っていきたいと思っています。
朝5時半くらいから収穫して、箱詰め
葡萄の出荷のピークは、お盆~9月にかけてです。この時期は、一家総出で4人のパートさんたちと一緒に早朝から出荷の準備をします。約10万房以上の葡萄たちが、春田さん家族の楽しい笑い声と一緒に箱詰めされていきます。
ぶどう園の約9割は巨峰で、巨峰とシャインマスカットのコンビでの注文が増えてきました。
色や形の悪い葡萄を見せるのは恥ずかしいと、葡萄ひとつひとつを大切に栽培しています。
直売所に来てください
県道87号線。トヨタ自動車九州のすぐ近くに直売所があります。
直売所の
7月下旬から10月上旬まで、期間中無休で営業しています。
営業時間 8:30~17:00
春田ブドー園
宮若市四郎丸1233
Telephone: 0949-32-1564
じゃあ、葡萄を持ってポーズをお願いします。
「どの葡萄がいいかなあ?」「こう??」「あれ?」