農業者紹介

安河内 豊孝水稲/麦
米作りは数字と統計
穂が出てから1日の平均気温が積算1000度になった時に借り入れる。

豊孝さんの頭の中には、農事気象の統計、測定器の数値など毎年のすべてのお米のデータが記録されています。

お米の種類ごとにいろいろな数字を出して研究された数値をもとに、一番いい状態のときに肥料を入れたり、刈り取ったりします。
豊孝さんの米作りのこだわりは、数字によるものだけではありません。宮若一多い作付け面積を持ちながら、人一倍田んぼの様子を見に行くことが良いお米を作るための努力だといいます。ぐるりと田んぼの周りをまわってみて、はじめて田んぼの状態がわかるそうです。

土は湿っているか、虫はついていないか、稲穂に米は詰まっているか・・・

数字の統計も、自分の確かな目で見て、手で触った感覚で分かったことをベースにつくられているため、誰でもがまねできるものではありません。そして、日ごろのたゆまない努力がそのまま形になるから、美味しいお米ができるのです。
石川県の米・食味分析鑑定コンクールの「都道府県代表 お米選手権」で金賞を受賞
宮若じまん振興会の副会長をしていた豊孝さんは、「地黄卵」、「瀬川のお菓子」など宮若でも有名な店舗に並んで、一百姓の米が金賞をとったことで知られるようになったことが嬉しいといいます。

若宮のお米は美味しいと検証でき、形として残せたことは、一個人だけでなく宮若の農業、福岡県宮若市の名前を広く知らしめたことになりました。
お米の価格はどんどん下がっているけれど、こうして金賞をとったことでいいお米だと理解してもらえて、正当な価格で販売できることが他の生産者の方々にとっても励みになります。
また、豊孝さんが全国で金賞をとったことがきっかけとなり、宮若市でも「うまい米コンクール」が開催されることになりました。
自分だけではなく豊孝さんが長年かかって追及してきた美味しいお米の作り方も認定農業者の方々に伝え、宮若米全体のレベルがかなり上がってきています。
ふくおかエコ農産物認証制度
ふくおかエコ農産物認証制度に基づき、農薬の散布をしなくて済むようにと合鴨を使っています。

この合鴨は、役目をはたした後に鴨肉として市場にでます。

ふくおかエコ農産物認証制度とは、化学合成農薬の 散布回数(成分回数)と化学肥料の使用量を、ともに県基準の半分以下で生産する栽培 計画を認証する制度です。― 福岡県庁ホームページより抜粋
米の田んぼは15町。

自分の田んぼが5町で、あとの10町は高齢化などで田んぼの管理ができなくなった人の代わりに、その田んぼでお米を作り収穫の何割かを返す方法をとっています。

小さい田んぼを持っていても、田植えから刈り取りまでに使う機械をそろえることはなかなか大変なことです。

小型の機械では、労働時間や労働力に負担があり、効率の良い大型の機械になると、一台が数百万円という価格のため、大型の機械を持っている人に田んぼを委託する形が増えているのです。
飼料米
家も近所で苗字も同じ安河内龍一さんとは、とくに親戚でも兄弟でもないけれど、気が合う者同士、共同で飼料米を作っています。

その田んぼは、16町。

機械を共同で使い、お互いに決められた役割を果たし、助け合いながら収穫をしています。
豊孝さんのおいしい金賞米は安河内農産のホームページからも買うことができます。
夢つくし、元気つくしのつくしとは福岡の昔の地名筑紫とひとにつくすのつくしをかけた美味しいお米です。ぜひ安河内農産の新米をお試し下さい。
奥様が社長
安河内家では、農業と土木会社の二足の草鞋を履いています。

こだわりの米作りは豊孝さんの役目。そして、いつもイベントで大活躍の奥様が、土木会社の社長を務めています。

重機土木といって、ユンボで山をくずしたり造成したりするのだそうで、ご自宅の近くの現場では、イチゴの床土を広げて乾かす広大なヤードが造成されているところでした。
見学に来てください
安河内農産
宮若市小伏461-1
福岡県最大規模の麦畑
お米のほかにも麦を作っています。

ところが、この量は半端ではありません。そのほかの作物と言えないほどに福岡県内でもトップクラスの作付面積の45町です。
二毛作でお米の収穫が終わったら田んぼに有機肥料やたい肥を入れ、土づくりをしながら11月から麦を植えます。6月に刈り取ったら今度はすぐにお米の田植えが始まります。
大型機械が何台もある豊孝さんのところでは、それを休ませることを少なくすることによって効率を上げています。